メッサーシュミット Bf109? Me109? |
2005年07月11日 |
Bf109は、1935年の初飛行以来、スペイン動乱・第二次世界大戦で、ナチス・ドイツ空軍(ルフトヴァッフェ)の主力戦闘機として、ヨーロッパ戦線、東部戦線、北アフリカ/地中海戦線とあらゆる戦域で活躍し、大戦後もイスラエル空軍などによって第一次中東戦争で使用されるなど、長期間に渡って戦い続けた名戦闘機です。
1933年の設計開始以来、戦時中に生産された世界の戦闘機のなかで最も多い33,000機以上も生産され、戦後もチェコとスペインでエンジンを換えたタイプが生産されました。
開発当時(1933年)、各国の戦闘機が旋回性を重視した低翼面加重の格闘戦指向だったのに対して、開発当初から「一撃離脱・編隊戦指向で速度と上昇力を重視し、小型の機体に強力なエンジンを搭載した戦闘機」として開発されました。以後、この一撃離脱戦法が主流になったことから、開発思想の優秀さを感じます。
速力、上昇力に優れていましたが、航続距離が短い、武装が弱い等の弱点もありました。特に、胴体に直接取り付けられ少しでも間隔を広げるために斜めに設置された主脚は折れやすく、離着陸時の前方視界の不良、高いスピード等とあいまってBf109の離着陸を難しいものにしていたようです。この欠点は、最後まで改良されませんでした。
ライバル(特に英空軍のスピットファイァ)と性能の向上を競い合い、バリエーションが豊富で、第二次世界大戦前夜に登場したA~D型(700~900馬力程度)から、バトル・オブ・ブリテンで活躍したE型、機種や主翼が流線型になりBF109シリーズ中最もバランスの取れた機体といわれるF型(1100~1200馬力程度)、シリーズ中最多の生産数(総生産33,000機の約2/3、20,000機...うちG-6型だけで12,000機)を誇るG型(1500馬力級)、最終生産型で防空戦に活躍したK型(1800馬力級)などがあります。G~K型の武装強化したタイプは、初期型の持っていた軽快性は失われ、防空戦闘機「爆撃機キラー」の色の濃い全然別といってよい機体になっています。
呼び方は一般的には“メッサーシュミット”です。同じメッサーシュミット博士が設計した他の戦闘機、Bf110、Me163、Me262等は、それぞれ“メッサーシュミットの双発戦闘機”とか“メッサーシュミットのロケット戦闘機”、“メッサーシュミットジェット戦闘機”など言って区別されることが多いみたいで、単純に“メッサーシュミット戦闘機”という場合は、本機Bf109を指している事が多いみたいです。又、各型の愛称、E型の“エミール”、G型の“グスタフ”といったような愛称で呼ばれることもあります。
表記もバイエリッシュ航空機株式会社の時はBf109でメッサーシュミット航空機会社になってMe109と二種類存在します。
投稿者 ikken : 2005年07月11日 08:53